5秒でわかる記事構成
結論:冬キャンプで死にかけた。
理由1:冬キャンプの寒さを甘くみてた。一応の装備では全然ダメだった
理由2:寒くて外に出られない。常に火の心配。何もできない。
再結論:冬キャンプで死にかけた。寒さ対策は大事!
装備は慎重に!今年こそ冬キャンデビューしちゃいましょう
キャンプ自体は初めてではないけれど、ソロキャンプを始めてみたい!
そして今年こそは冬キャンを・・・でも大丈夫かな・・・!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん私もそう思っていたひとり。
キャンプ歴半年の私は用意が足りなかったために初めての冬キャンプで大失敗。。
あやうく危険を感じるところまでいきました。
しかしその後とある装備を追加したことでリベンジ成功。無事冬キャンを楽しんできました。
今回はそんな失敗談を通じて冬キャン成功に役立ったギアはもちろん、実際どのくらい寒かったのか?といったリアルな内容をご紹介していきます。
結論:氷点下じゃなくても寒い!
キャンプ場の気温や、標高も含めて当日の気温を調べ(自分はGoogleで「キャンプ場の名前 天気」で検索して調べてます。Googleだと1週間分の予報が出てくるので便利です)、それを元に装備を考えたりしています。
12月後半、千葉県柏市にある平地のキャンプ場を訪れました。
当日昼間の気温は6度。夜の最低予想気温は0度でした。実際のサイトレイアウトはこんな感じに。
サーカスTC、グランドシートはなし、ローコットのスタイルです。
写真のように当日はまさに晴天。日差しもよく、気温も心地よいキャンプ日和。
さっそく小枝から小さく焚き火をはじめ、乾杯!心地よい天気と少しのお酒を楽しみます。
あっという間に日は傾き、あたりはだんだんとオレンジ色に染まり、時刻は16時半を回ったころ。
「もしかして…寒いかも…?」
完全に甘くみていました。日が暮れるた途端に、カクンと寒くなります。
(実際の気温の下がり方はゆるやかかもしれませんが、あるタイミングで急に寒さを感じます)
日が隠れて10分もしないうちに、というよりまだ日はあるのに、本当に「あれ?寒いね?」という感じでした。
しかし、自分には勝算がありました。
前回の11月に湖畔キャンプで寒さを経験してから、とある「秘密兵器」を導入していました。
その秘密兵器とは・・・以下のような風防板。
これがなぜ秘密兵器かというと、つまり、焚き火の熱を反射させ、身に受けることで暖を取れる、というもの。
効果は上々で、風防板を装着するとあっという間に自分の周辺はポカポカに。
その効果は着ていたダウンジャケットを脱ぎ始めるほどでした。
関連記事:風防板は60cmを選ぶが吉!その理由を解説!
風防板で寒さ攻略!と思いきや…
薪も大量に用意しておいたこともあり、その後夕食も無事に済ませ、晩酌の時まで暖かさは無事に保たれていたんです。
ところが、いざ就寝しようと火を消してテントに入ったその時。
「あっこれ寒い」
当然ながら、テントの外で焚き火をしていたため、テントの中には熱源がありません。
あるのは自分の体温のみ・・・気温は予想通り、0度になっていました。
体温と気温の差、ざっくり40度。そりゃ寒いわけですよね。
しかし、自分には勝算がありました。(2回目)
今日の寝袋は、この日のために奮発して買った「NANGA 800DX」。
NANGAシュラフの中でもかなりの上位モデルで、快適使用温度は-9℃!使用可能限界温度 -17℃までというバッチバチの「THE・冬シュラフ」です。
もはやこの寒さはこのNANGAを試すためにあるのでは…
「今宵の野営、もろたで工藤」
そんなことを考えながら寝袋に入ったのでした。
やはり、これまで使ってた貧弱シュラフとは比べ物にならないフカフカ具合。
そして入って1分ですでにほんのりあったかい…
少しお酒が入っていたこともあり、あっという間に寝落ち。
NANGAの冬用寝袋で完璧!そのはずが…
なめてました。(2回目)
なんと2時間も立たないうちに寒さで目が覚めてしまいました。
さすがのNANGA800DXでも温度差40度の壁には太刀打ちできませんでした。
ちなみにその時の就寝スタイルは、以下の通り。
ローコット+NEMOのSWITCH BACK(ウレタンマット)+SUGIYAMAの電気毛布+NANGA850DX
寒さで体全体が震えます。
それに加え、寒暖差のせいか喉がキリキリと縛られるように痛い。
シュラフの顔まわりもきちんと絞った状態で眠っていたのに、
ここまで寒いとは予想もしていませんでした。
胸ポケットに入れてるハクキンカイロも効果なし。
仕方なしに24時間浴びられるシャワーで暖を取ることに。
シャワーから帰ってきて、洗濯物になる予定だった前日のTシャツやら靴下やらを重ねばき。
急いでシュラフに潜り、その後も何度か目をさましながらも、なんとか朝を迎えることができました。
もちろん、朝の体調は最悪。
目は覚めてますが体は重いし、喉はめちゃくちゃ痛みます。
そんな状態で撤収することを考えると、気分も自然と滅入ってしまいました…。
敗北の理由を自分なりに分析
敗因1:服装が甘かったかも?
当日の服装は、以下の通りでした。
- 上半身:ヒートテック極暖、スウェット、長袖Tシャツ、NANGAのダウン
- 下半身:ヒートテック極暖、裏地付きのグリップスワニーのズボン、靴下
この状態でNANGAに入ったのに、寒かったのです・・・。
そしてなんとか眠れたのは以下のような状態です。
- 上半身:ヒートテック極暖、スウェット、長袖Tシャツ、長袖Tシャツ、NANGAのダウン
- 下半身:ヒートテック極暖、裏地付きのグリップスワニーのズボン、靴下、メリノウールの靴下
これでもギリギリだったので、やはりもう少し着込むべきだったんでしょうね。。。
敗因2:意外な落とし穴は「スカート」
今回、気温の下調べや装備面ではそこまで大きなミスはなかったはずでした。
NANGA、電気毛布、ローコット、マットといえば、他のベテランキャンパーのみなさんの装備でもよくお見受けするラインナップ。
翌朝、ふと片付けながら自分のサイトを注意深くみてみると・・・
テントの張りがギチギチでスカート浮いてる・・・
なんと、テントをきつく張りすぎてスカートが浮いてました。
せっかく寒さに強いTC素材、かつスカートがついたサーカスTCでも、これでは風も入り放題です。。。
そんな小さなことで?と思いましたが、事実ほぼ眠れなかった前夜。
せっかくシュラフをいいものにしても、風に晒されてしまっては本領発揮できないということですね。
対策:うん、ストーブ買おう。
せっかく休みをとってキャンプにきても、うまく眠れないと、「もはや苦行なのでは」ということになってしまいますよね。
もともと自分は家族でもキャンプをするのですが、まだ小さい子供がいるので冬キャンは暖房がないとなぁ。。。と敬遠していました。
いずれはストーブを買おうと思っていたのですが、良い意味で今回の失敗を通じて、購入を決意したのでした。
まとめ:冬キャンプを楽しむためにも、快適に過ごせる環境・温度を確保しよう!
いかがだったでしょうか。
せっかくシュラフやマット、電気毛布をきちんと準備していても、テントの張り方や重ね着が足りないだけで、あっという間に温度を奪われ、楽しいはずのキャンプが辛く苦い思い出になってしまいます。
(それはそれで楽しいんですけどね)
改めて、冬キャンプを楽しむ際はギアだけではなく、服装や、テントの張り方などにも気を配ってあげてくださいね。
ちなみに、この記事を書いている時にはもうストーブ買って一回同じところでリベンジキャンプをした後なのですが、本当に天国でした。
リベンジキャンプの詳細はまた別の記事にて書いていきますので、またお読みいただければ嬉しいです。
それでは今日はこのへんで。お読みいただきありがとうございました。
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